有限会社リッツ総合研究所 : GIS事業

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Realestate Information & Technologies Service Research Institute
リッツ総合研究所
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GIS(Geographic Information System、地理情報システム)事業

リッツ総合研究所では、平成14年の誕生以来、主力商品である「マンションデータMAP」をはじめとするGIS製品、地図データ等のGISコンテンツの開発・販売、GISソリューション・システムの受託開発を行っております。

マンションデータマップ

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豊富な新築分譲マンションの詳細データ(MRC社調べ)を、お好みの縮尺によるマップで
検索することはもちろん、行政区/エリアや沿線/駅間指定、販売年月/竣工年月指定等、
多彩な条件指定で検索し、地図上で表示・閲覧することができるWindowsアプリケーション(7対応)です。

マンションデータマップ

GISデータコンテンツ

地図データ(町丁目・大字界、街区をポリゴン情報で提供。鉄道・駅情報、学校・病院等の施設情報、河川情報、道路情報も含みます。)、地価(公示・調査)データ(10年分の価格情報付)等のマーケティングデータの販売
コンテンツ価格表(更新中)
フリーダウンロード(更新中)

GISシステム開発

お客様のご要望に基づき、LAN対応型のGISシステム(地図ソフト組み込み)の受注・開発を行っております。
GISシステム開発について(更新中)

Linked Open Data Challenge Japan

GISマーケティング用データとして、住所・駅・寺社・学校等 各データの名称およびそれに対応する緯度・経度の座標情報を提供しています。
横浜市GISデータ
京都市GISデータ

GISとは

GISとは成功への秘策

位置情報を含む空間情報を分析する有力なツールとしてGISがある。 GIS とは、Geographic Information Systemの略称であり、地理情報システムと邦訳される。GISでは、データとして文字、数字、画像などを地理的座標位置と連動させてコンピュータ上に保存し、必要に応じてそのデータに記載されている位置や場所からさまざまな情報を統合し、分析かつ視覚的にわかりやすく地図表現する仕組みである。GISは、さまざまな地理情報を加工・分析・表示するエンジンであるGISの基本ソフトウェアおよびアプリケーションソフトから構成されている。地理情報は、地上に表現しうるさまざまなオブジェクト(物体ならびに事象)の地理的位置を表現している図形情報と、地名、道路、建物等の特性を表す文字、数値、写真などの属性情報から構成される。図形情報と属性情報は互いにリンクしているので、地図上の図形から目的の建物の属性を検索、あるいは属性情報からオブジェクト(物体)を特定して表示することができる。
GISは、1950年代に始まり、誕生まもないコンピュータを使って防空システム(アメリカ空軍) や交通管理システム(シカゴ市)が構築されたと考えられる。その後、カナダで大量の地図・地理情報を数値化し、地図を自動的に作成し管理するCGIS(Canada Geographic Information System)が開発された。このシステムは、コンピュータの性能が向上した1970年代に始められた技術(Mills、1972)であるといわれる。今から10年以上前は情報技術の未成熟、地理情報作成コスト等の問題があったが、近年では、周辺情報技術や高性能なコンピュータの実現、ソフトの充実、地図作成技術の進歩、基盤的な数値地図の整備、情報通信基盤の進展により、地理情報の利用や管理が容易にできるようになり、GISはここ最近急速に普及してきた。

現在では、行政システム、ビジネスユースや個人利用にいたるまで幅広く利用されている。その基本的な機能として、さまざまな地理情報を道路・建物・水系など、種類ごとに分けて記録している。そのため、必要なデータの種類のみ表示して地図を作成することもできる。また、オーバレイ(種類の異なる地理情報を重ね合わせ)や、バッファリング(道路から一定の距離以内にあるものを検索)、最短経路探索(車を運転するために最短経路の道路の検索を行う)など、様々な機能を有している。このように、多くの機能を具備するGISは、その応用分野も極めて広い。先進国と途上国において主な利用分野に違いはあるものの、行政での主な利用分野だけでも、以下のような業務がある。
l 全国や地域の開発計画
l 都市の開発計画や規制
l 道路建設計画と環境への配慮
l 河川管理と流域管理計画
l 交通計画や内水交通路の管理
l 灌漑計画や地域適正作物の選定
l 森林管理計画
l 沿岸域の環境保全
l ハザードマップなどを用いた防災対策
l 火災などへの迅速な対応
l 小学校配置などの地域教育計画
l 保健所配置などの地域医療計画等々
また、日本におけるGISの利用種別を大きく分類するとインフラ・設備管理系GIS、コンテンツ表示系GIS、マーケティング系GIS等があげられる。
1.インフラ・設備管理系GIS:電力・ガス・下水道等の設備管理・情報管理等
2.コンテンツ表示系GIS:カーナビゲーション、インターネット情報配信等
3.マーケティング系GIS:流通・不動産での業務効率化、顧客管理、環境保全等

このようにGISは、自然や社会の構成要素について位置情報(座標)を基にデジタルデータ化し、2次元や3次元のビジュアルな現況表示や解析を行うことができる優れたITツールであり、GIS先進国の米国では官民の広範な分野で社会基盤となっている。我が国においては「e-Japan重点計画」の情報通信技術活用の具体的施策に位置付けられ、今後、我が国の経済社会における様々な分野での活用が期待されている。 マーケティング分野におけるGIS研究は、日進月歩で多様な用途・目的に応用されるようになってきた。筆者が提案する「DOMAIN QUOITS」(領域の輪投げ)とは? 単体または複数面的情報(ポリゴンデータ)をある属性条件下において円図形で検索していき、その中から統計的数値情報を抽出する分析手法をいうもので、その様子がいかにも重なり合う複数のレイヤー上に輪投げの輪が分布しているようにみえることからこのように称するものである。
この分析の考え方が今後日本市場での店舗・マンション・ビル等不動産立地分析、出店計画、広告マーケティング等々幅広い分野で成否を分ける可能性があると筆者は主張している。
リッツ総研が推進するマーケティングGISが拓く成功の鍵がそこにあるのかもしれない。

工学博士
岩場 貴司 著より